AARON TAYLOR-JOHNSON 2016
AARON TAYLOR-JOHNSON 2016
まだ26歳!と言うのに、アーロン テイラー ジョンソンの映画での存在感と演技力はまるで、35歳の壮年のようなのです。
今年も「ノクターナル アニマルズ」(16)と言うスリラー映画で、凍りつくような悪者を逞しく激演していています。テキサスの不良白人、スラングではホワイト トラッシュ(白いごみ)と呼ばれる、どうしようもない人種の、それも若くてハンサムなだけに余計に粋がって悪さに拍車がかかるタイプの役を、本当に全身に腐った血が流れているように演じているアーロンには感服!
英国人がここまでテキサス人になりきって、その執拗な嫌がらせと鳥肌が立つような非情な暴力性を見せての役作りにはアメリカの記者たちも感心したようで、賞賛の記事が出回り、賞候補の声も上がってきました。
監督は有名なデザイナーのトム フォード、「シングル マン」(09)(コリン ファースがゲイの教授を演じた映画でした)で監督デビューして、これがまだ2作目ですが、その美的感覚とドラマの展開の手腕にはすでに高い評価が上がっています。
「ものすごく細かいところまで目を配る監督で、例えば、僕が演じる悪漢に子供用の安い指輪をはめさせたり、髪や爪をのばして欲しいと言われたり、異常性を見せるためのアイデアをたくさん出してきた」
とさすが世界的デザイナーの繊細にして、独自の感性にびっくりしたと言ってました。
この悪漢の家の玄関前に便器があって、彼が真っ裸でそこで用を足しているシーンがショッキングなのですが、これも
「おそらく、この男は多少の水道工事などの腕があって、見せびらかしのために玄関の外に便器を取り付けた、という、トム フォードならではアイデアなのだよ」
と鼻を高くしてました。
「テキサスの連続殺人鬼を演じるために、悪名高い殺人者のドキュメンタリーを見たり、毎日、どんどん顔つきが悪くなったりして、子供に悪い影響が出ると思って、離れて一人で生活して体の芯から悪い男に退化していったんだ。アメリカのアクセントは普通に話せるけれど、今回は特別な田舎のテキサスなまりを一生懸命練習したし」
という究極の役作りをしたのですって。
アーロンの衝撃の役作りは「ノーウェア ボーイ」(09)で若い頃のジョン レノン を演じた時でしょう。無責任な母親を アン マリー ダフ(ジェイムス マカヴォイの前妻)、しっかり者の伯母さんをクリスチャン スコット トーマスが演じ、監督はアーテイストとしても知られているサム(サマンサ) テイラー ジョンソン(当時の名前はサム テイラー ウッド)で、当時19歳のアーロンと42歳のサムが恋に落ち、結局二人は2012年に結婚して、お互いの姓を結びつけて、テイラー ジョンソンと戸籍も変えたのです。二人の間にはすでに二人の子供がいます。
23歳年上の奥方を持ち、すでに二人の子供の父親になって、パワフルな役を続投しているアーロンに、自由で無責任な青春時代を楽しむ余裕はありましたかと聞くと
「僕は自分の生きてきた道に満足しているし、僕にとってベストの経験だと信じている」
と毅然として答えていました。
1990年6月13日、英国のハイ ワイコン生まれ、父親は技師、母親は専業主婦、6歳の時から地元の劇団で張り切っていたと言う根っからの俳優だったそう。ちなみに家族はユダヤ系です。
顔をご覧になるとお分かりのように、26歳とは思えない 既に人生の年輪が感じられるアーロンなのでした。
まだ26歳!と言うのに、アーロン テイラー ジョンソンの映画での存在感と演技力はまるで、35歳の壮年のようなのです。
今年も「ノクターナル アニマルズ」(16)と言うスリラー映画で、凍りつくような悪者を逞しく激演していています。テキサスの不良白人、スラングではホワイト トラッシュ(白いごみ)と呼ばれる、どうしようもない人種の、それも若くてハンサムなだけに余計に粋がって悪さに拍車がかかるタイプの役を、本当に全身に腐った血が流れているように演じているアーロンには感服!
英国人がここまでテキサス人になりきって、その執拗な嫌がらせと鳥肌が立つような非情な暴力性を見せての役作りにはアメリカの記者たちも感心したようで、賞賛の記事が出回り、賞候補の声も上がってきました。
監督は有名なデザイナーのトム フォード、「シングル マン」(09)(コリン ファースがゲイの教授を演じた映画でした)で監督デビューして、これがまだ2作目ですが、その美的感覚とドラマの展開の手腕にはすでに高い評価が上がっています。
「ものすごく細かいところまで目を配る監督で、例えば、僕が演じる悪漢に子供用の安い指輪をはめさせたり、髪や爪をのばして欲しいと言われたり、異常性を見せるためのアイデアをたくさん出してきた」
とさすが世界的デザイナーの繊細にして、独自の感性にびっくりしたと言ってました。
この悪漢の家の玄関前に便器があって、彼が真っ裸でそこで用を足しているシーンがショッキングなのですが、これも
「おそらく、この男は多少の水道工事などの腕があって、見せびらかしのために玄関の外に便器を取り付けた、という、トム フォードならではアイデアなのだよ」
と鼻を高くしてました。
「テキサスの連続殺人鬼を演じるために、悪名高い殺人者のドキュメンタリーを見たり、毎日、どんどん顔つきが悪くなったりして、子供に悪い影響が出ると思って、離れて一人で生活して体の芯から悪い男に退化していったんだ。アメリカのアクセントは普通に話せるけれど、今回は特別な田舎のテキサスなまりを一生懸命練習したし」
という究極の役作りをしたのですって。
アーロンの衝撃の役作りは「ノーウェア ボーイ」(09)で若い頃のジョン レノン を演じた時でしょう。無責任な母親を アン マリー ダフ(ジェイムス マカヴォイの前妻)、しっかり者の伯母さんをクリスチャン スコット トーマスが演じ、監督はアーテイストとしても知られているサム(サマンサ) テイラー ジョンソン(当時の名前はサム テイラー ウッド)で、当時19歳のアーロンと42歳のサムが恋に落ち、結局二人は2012年に結婚して、お互いの姓を結びつけて、テイラー ジョンソンと戸籍も変えたのです。二人の間にはすでに二人の子供がいます。
23歳年上の奥方を持ち、すでに二人の子供の父親になって、パワフルな役を続投しているアーロンに、自由で無責任な青春時代を楽しむ余裕はありましたかと聞くと
「僕は自分の生きてきた道に満足しているし、僕にとってベストの経験だと信じている」
と毅然として答えていました。
1990年6月13日、英国のハイ ワイコン生まれ、父親は技師、母親は専業主婦、6歳の時から地元の劇団で張り切っていたと言う根っからの俳優だったそう。ちなみに家族はユダヤ系です。
顔をご覧になるとお分かりのように、26歳とは思えない 既に人生の年輪が感じられるアーロンなのでした。
2016 NOCTURNAL ANIMALS |
2012 「アンナ カレニーナ」 |
2015「アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン」 |
2009「ノーウエア ボーイ」伯母役のクリステイン スコット トーマスと。 |
2016 アーロンの顔が出ているポスター |
23際年上の夫人、サム テイラー ジョンソン |
2012「アンナ カレニーナ」キーラ ナイトリーと。 |
2009「ノーウェア ボーイ」ジョン レノンを演じた映画。 |
2009「ノーウェア ボーイ」母親役のアン マリー ダフと。 |
2012「アンナ カレニーナ」アリシア ヴィカンダー と。 |
2009「ノーウェア ボーイ」ジョン レノン役 |
2016「ノクターナル アニマルズ」左はマイケル シャノン |
2014「ゴジラ」 |
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