MAUI CHRISTMAS 2016

MAUI  CHRISTMAS   2016

肌に心地よい湿気と強烈なジャスミン(ピカケと現地では呼びますが)とレイによく使われるプルメリアの花の香りが島中に充満しているマウイのクリスマスは、なんと言いましょうか、常夏だからというわけではなく、まことに奇妙な気持ちになりました。
これまでもアリゾナの砂漠やら、ニューヨークでクリスマスを迎えましたが、このハワイという島でのクリスマスは、見かけから入って、精神的な要素がほとんどなく、ドンチキお笑いゲームに始めから終わりまで徹して、笑いっぱなし、食べっぱなし、飲みっぱなし、のコメデイーを地で行っているようなものなのです。

何しろ気楽で、のんきな人々が多くて、24日のイヴは、パーテイーと言っても、ふらりと寄った人まで食事に紛れ込み、全てがテキトーなのです。この夜のメニューは中国風お鍋で、鳥のスープなのですが、薬味の香りが強烈でした。色々なお肉や貝柱がゴタゴタと入っていて、中では、春雨と蓮根がとても美味でした。

25日の大パーテイーはまず家の前のドアのところに50人分の靴やサンダルやビーチソーリが並び、無礼講というのか、ウクレレを弾いているかと思うと、おかしなゲームが始まって、知らない人々のこの日の下着の色まで言い当てるとか、日本のテレビのお笑いゲームみたいな光景が展開します。
持ち寄りの食べ物は、プライムリブから、揚げたチキン、どっさりのポケ、お刺身、エビフライ、餃子、チャーハン、キムチサラダ、紫のタロイモのマッシュ、ポテトサラダ、などなど、国際色豊かなのです。とても珍しかったのはベトナムのサラダで、エビの下に緑色の噛むとコリコリする野菜がほどよいスパイシーさで混ざっているお料理でした。

ホステスはバイタリテイー溢れる韓国系のビジネスウーマンのジョイス、サンタクロースの衣装を嬉しそうに着て、広がったスカートがゆさゆさして、こちらまで楽しくなる力を持っていますし、彼女の旦那様のジェフと息子は揃って、クリスマスの包み紙のような真っ赤なスーツに同じ生地のネクタイと満貫色というのでしょうか、もうチンドン屋さんのノリで、激しく、キメテいるのです。

誰もが、勝手に楽しんで、飲んで、食べて、知らない人同士が最も気楽に会話を進めるという、とびきり楽しいパーテイーでしたが、クリスマスという気分は感じられませんでした。大人用の幼稚園に行ったような、子供に帰って楽しんだクリスマスとも言えましょうか。
子供が一人もいなかったのも、親の責任とかを感じさせない効果があったと思いました。
12月25日 クリスマス ウクレレ 演奏


12月23日の夕焼け

 12月24日 イヴの集まり。右端の中国のおばさんがお鍋をお料理してくれたのです。


12月24日の朝日。


ハンスと昔からの友人のピーター。

12月24日

12月25日のパーテイーのホステスとホスト。
パーテイーに参加したゲストの撮った写真です。
息子殿(左)と父上。
左後方にハンスが写っています。
黒いシャツがピーター。


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