TOM HARDY 2017
TOM HARDY 2017
今、一番ホットな俳優といったら、トム ハーデイー
でしょう。
スターなどというタイトルを毛嫌いして、とことん入魂の演技派にして、悪っぽくて、どこか危険で、ハンサムだったり、醜くなったり、溶けるほどに優しいかと思うと、身が凍りつくほどに恐ろしい面も見せて、つかみどころがないのに、どうしようもなく魅力的でセクシーなのですから。
2017年最初のインタヴューはレイチェル グリフィス、そして、次に登場したのが、我らがトム ハーデイーなのでした。
いつものようにダサい野球帽(カンサス シテイー等と言うロゴが入った赤いやつ)をかぶって、濃紺のジャンパーを脱ぐと 白字でRum Knucklest ?などと書いてある黒地のTシャツ、筋肉モリモリの腕には入れ墨がそこかしこ、左手首には腕時計と皮でできたブレスレットが7ヶぐらい、鼻をこすりながら、まるで中学校のガキ大将のようなそぶりで、質問に答えていきます。
「タブー」(17)というテレビドラマに主演、それも脚本は父親が参加というので、トムはいつもより大張り切りで、熱っぽく、少年のようなてらいのない売り込みに懸命になっている姿がまた、いじらしいと言いましょうか、純情っぽいとも言えましょうか、演じている役がこれまた、とびきり汚らしくて、おどろおどろしい男なので、そのコントラストが妙におかしいのです。
「タブー」は1814年、奴隷船が沈没、死んだ筈のジェイムス のチップ ハーデイーがデレイニー(トム)が突然ロンドンに戻ってきて、異常な言動をとっては、遺族や父親の船会社の役員たちを驚かせるというドラマで、当時の英国の上流社会のシーンと、 デレイニーが好む狂気と暗いグロテスクな下層社会のシーンが見ものとなっています。
共演はベテランのジョナサン プライス、妹役のウナ チャップリン(あのチャプリンの孫娘)、デイヴィッド ハイマン などなど。
今年のトムは「ダンケルク」Dunkirk(17)これはクリス ノーラン監督初めての時代劇で、かの有名な第2次大戦のフランスの激戦地を描いた映画で、トムの他にマーク ライランス、
キリアン マーフィーといった役者魂の名前が並んでいて、期待できそうですし、その他に13本も出演作がリストアップされているという人気の凄まじさ!
ちなみにダンケルクをドイツ語では、「デイーン ケルヒエン」!と発音するのだそうです。英語では「ダンカーク」ですが。
1977年9月15日英国のハマースミスに、エドワード
トーマス ハーデイーと有名な作家の名前を受けて生まれました。トムの父親は作家、母親はアーテイスト、と創造性を両親から受け継いだものの、若い時はしばしば学校を追い出される不良少年で、アルコールやドラッグに走り、ほとんど死にかけてから、俳優への志に燃えたぎるという、映画ドラマのような育ちをしました。
人間よりも犬が好き、とハリウッドナンバーワンの愛犬家で、愛犬なり映画の上で共演した犬とのショットが山のようにあります。どれもが犬と同じぐらい愛らしい表情をしているのもトムらしいのです。
「役作りに集中すると何も見えなくなってしまう。だから自分の作品の話をする時も、他の俳優たちみたいに洗練されて、巧みにヴォキャブラリーを選んでのスマートな話ができないんだ。ごめんね」
と素直に謝ったりするのも感性が繊細なのでしょうか。
2007年に当時はかなり親しかったと言うベネデイクト カンバーバッチと共演した「スチュアート:ア ライフ バックワード」というテレビ映画でも、トムは無学な不良青年、ベネデイクトは優等生でエリートという、見かけ通りの配役なのも、タイプキャストとはいえ、結構面白い内容でした。
今では英国女王から勲章を受けてますますステイタスを上げている感のあるベネデイクト カンバーバッチと無骨に自分を叩きのめして役作りをして、公共の席でも似たようなイメージを見せているトム ハーデイー。
これからの二人の行き方を比べるのも英国男性品比べの極上のサンプルかもしれません。
今、一番ホットな俳優といったら、トム ハーデイー
でしょう。
スターなどというタイトルを毛嫌いして、とことん入魂の演技派にして、悪っぽくて、どこか危険で、ハンサムだったり、醜くなったり、溶けるほどに優しいかと思うと、身が凍りつくほどに恐ろしい面も見せて、つかみどころがないのに、どうしようもなく魅力的でセクシーなのですから。
2017年最初のインタヴューはレイチェル グリフィス、そして、次に登場したのが、我らがトム ハーデイーなのでした。
いつものようにダサい野球帽(カンサス シテイー等と言うロゴが入った赤いやつ)をかぶって、濃紺のジャンパーを脱ぐと 白字でRum Knucklest ?などと書いてある黒地のTシャツ、筋肉モリモリの腕には入れ墨がそこかしこ、左手首には腕時計と皮でできたブレスレットが7ヶぐらい、鼻をこすりながら、まるで中学校のガキ大将のようなそぶりで、質問に答えていきます。
「タブー」(17)というテレビドラマに主演、それも脚本は父親が参加というので、トムはいつもより大張り切りで、熱っぽく、少年のようなてらいのない売り込みに懸命になっている姿がまた、いじらしいと言いましょうか、純情っぽいとも言えましょうか、演じている役がこれまた、とびきり汚らしくて、おどろおどろしい男なので、そのコントラストが妙におかしいのです。
「タブー」は1814年、奴隷船が沈没、死んだ筈のジェイムス のチップ ハーデイーがデレイニー(トム)が突然ロンドンに戻ってきて、異常な言動をとっては、遺族や父親の船会社の役員たちを驚かせるというドラマで、当時の英国の上流社会のシーンと、 デレイニーが好む狂気と暗いグロテスクな下層社会のシーンが見ものとなっています。
共演はベテランのジョナサン プライス、妹役のウナ チャップリン(あのチャプリンの孫娘)、デイヴィッド ハイマン などなど。
今年のトムは「ダンケルク」Dunkirk(17)これはクリス ノーラン監督初めての時代劇で、かの有名な第2次大戦のフランスの激戦地を描いた映画で、トムの他にマーク ライランス、
キリアン マーフィーといった役者魂の名前が並んでいて、期待できそうですし、その他に13本も出演作がリストアップされているという人気の凄まじさ!
2017「タブー」のトム。 |
1977年9月15日英国のハマースミスに、エドワード
トーマス ハーデイーと有名な作家の名前を受けて生まれました。トムの父親は作家、母親はアーテイスト、と創造性を両親から受け継いだものの、若い時はしばしば学校を追い出される不良少年で、アルコールやドラッグに走り、ほとんど死にかけてから、俳優への志に燃えたぎるという、映画ドラマのような育ちをしました。
人間よりも犬が好き、とハリウッドナンバーワンの愛犬家で、愛犬なり映画の上で共演した犬とのショットが山のようにあります。どれもが犬と同じぐらい愛らしい表情をしているのもトムらしいのです。
「役作りに集中すると何も見えなくなってしまう。だから自分の作品の話をする時も、他の俳優たちみたいに洗練されて、巧みにヴォキャブラリーを選んでのスマートな話ができないんだ。ごめんね」
と素直に謝ったりするのも感性が繊細なのでしょうか。
2007年に当時はかなり親しかったと言うベネデイクト カンバーバッチと共演した「スチュアート:ア ライフ バックワード」というテレビ映画でも、トムは無学な不良青年、ベネデイクトは優等生でエリートという、見かけ通りの配役なのも、タイプキャストとはいえ、結構面白い内容でした。
今では英国女王から勲章を受けてますますステイタスを上げている感のあるベネデイクト カンバーバッチと無骨に自分を叩きのめして役作りをして、公共の席でも似たようなイメージを見せているトム ハーデイー。
これからの二人の行き方を比べるのも英国男性品比べの極上のサンプルかもしれません。
2016「マッドマックス:怒りのデスロード」 |
愛犬と一緒の写真はトムがどれもとびきり可愛いのです。 |
2007「スチュアート:ア ライフ バックワード」でベネデイクト カンバーバッチと。 |
2017「タブー」のトムの凄おいメーク。 |
2016 MAD MAX:FURY ROAD |
2007、不良のトムと優等生のベネデイクト、二人は私生活でも仲良しだったとか。 |
2016「レジェンド」双子を一人2役。 |
2014に結婚したシャーロット ライリーと。
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2017 TABOO |
2012 THIS MEANS WAR |
2010 INCEPTION |
2016 TORONTO FILM FESTIVAL LEGEND |
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