OJAI TRIP # 2 PAUL WHITEHEAD
２月１５日（火）
この日は今回の旅のメイン イベント、友人のポール ホワイトヘッド PAUL WHITEHEAD の絵画の個展を見に行きました。英国生まれ、細かい絵の書き方と不思議の国のアリスのようなデザインが特色で７０年代ロンドンで激しく活躍したアーテイストです。レコードのジャケット、英国のバンドの「ジェネシス」GENESIS やら「ヴァン ダー グラーフ ジェネレイター」VAN DER GRAAF GENERATOR などなどが有名で、本の表紙、ポスターなどでも大活躍。
この個展は変わっていて２ヶ月間ほどの展示中、最初はポール ホワイトヘッドの絵画を掛け、彼が展示場に現れますが、後半はポールのもう一つの人格、女装してのトリシャ ヴァン クリフ TRISHA VAN CLEEF の絵画が展示され、トリシャになったポールが現れるという仕組みです。クロスドレッシング CROSS DRESSING 、ジェンダー フルイッド GENDER FLUID と呼ばれる男性で居ながらたまに女装をして、元の自分と全く異なる行動やら考え方をするのが、創作エネルギーにつながるそう。ポールの時は細かいタッチの異常に時間とエネルギーがかかる絵を描き、神経も張り詰めて、性格も頑固で人嫌いの傾向があるのがトリシャになると人とのおしゃべりが楽しい、自由で気楽な絵を描くので、リラックス出来て、健康上にも良いと当人が言ってました。
疲れ果てた芸術家にこう言う風にリラックスする生活のアイデアもありますよ！ と伝えたいような、愉快なダブルライフなのです。
ポールは１９４５年英国のケント州ダートフォード DARTFORD に生まれ「ミック ジャガー MICK JAGGER と キース リチャーズ KEITH RICHARDS も同じ街で生まれたのですよ！」だそうで、少年時代から稀な絵の才能を発揮、オックスフォード大 OXFORD UNIVERSITY にアートの奨学金で入学、最初のレコードジャケットは「ファッツ ドミノ」FATS DOMINO の再生版だったそづです。１９６８年「タイム アウト イン ロンドン」 TIME OUT IN LONDON の編集に加わり、幅広い活躍をした後、１９７３年に米国に移住、現在はカルフォルニア州のヴェンチューラ VENTURA のスタジオで、ポールとトリシャとの２重生活を楽しんでいる様子です。
８０年代に「メガアーツ」MEGA ARTS を始め、ギネスブックに記録された「世界で一番大きなインドアの壁画」をラスベガスの「ワールド カジノ」に完成したのですが、残念なことに新しいホテルの建設で取り壊されてしまいました。ホテルの高さは３６階、１８０フィート、まさしく「メガアーツ」を極めた制作と言えましょう。
弟さんのピーター PETER はサンフランシスコに住んでいて、ミュージシャンにして家の中の品物を使って楽器を創るクリエイターと兄弟揃ってユニークな才能の持ち主です。
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| この抽象的な絵はすべて トリシャ 作 です。 |
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| ソフトなタッチのトリシャの絵画。 |
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| トリシャになって現れてちょっとびっくり、ペディキュアもしてます。 |
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| アーティストに会うためにワタクシもアートっぽい格好です。 |
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| ポールがトラックにレンガの絵を描い他特別仕様。ひどいボロ車ですが。 |
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| 弟さんのピーターの手作り楽器も陳列されてます。 |
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| オーハイ アートセンター 入り口 |
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| アートセンターのお庭に「迷路」の絵を書いてます。 |
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| よろけながらハイヒールでいちいち迷路を回っています。 |
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| ハイ匕ールなのでいまいち バランスを取るのに苦労しているトリシャ |
ここからの写真はすべてネットから探したものです。
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| 有名な星座の絵の中の「水瓶座」 |
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| パーテイーで友人のアマンドと レデイー ガガ と。 |
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| 「ジェネシス」のTシャツ |
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| アトリエで。 |
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| トリシャ。しっかりメークをして綺麗です。 |
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| トリシャ になっている時。 |
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| ギネスブック に記録された世界一の壁画 |
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| ラスベガスのホテル、３６階 １８０フィートの高さの壁画。 |
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| 弟さんのピーター ホワイトヘッド |
Peter Whitehead is a British born composer, songwriter, performer and instrument builder. As well as being a solo performer and recording artist, Peter frequently collaborates with other musicians and performers on a variety of both live and recorded projects. His compositions and songs have appeared in numerous film and television productions both in the US and worldwide. He also performs frequently on stage with dance companies as an integrated member of the company. In the dance world he has made music for Mikhail Baryshnikov, Susan Marshall, Charles Moulton, Ann Halprin, and Sarah Shelton Mann. His film credits include “City of Ghosts” directed by Matt Dillon and “Following Sean” by Ralph Arlyck. He was a founding member of Mobius Operandi, Closer to Carbon, and the Conspiracy of Beards.
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