ELLIOT PAGE
ELLIOT PAGE
2月21日はエリオット ペイジの35歳のお誕生日。 2021年3月までの名前は エレン ペイジ ELLEN PAGE 。日本の映画雑誌の名鑑にも既に「男優」として載っています。
タイム誌の表紙を飾った衝撃の性転換で今は「トランスマン」TRANSMAN と呼び、もちろん「彼」という代名詞。
2014年にレズビアンと告白してましたがそれに飽き足らず6年後には男性になりました。
「ジュノー」JUNO(07)で妊娠してしまったテイーンを熱演してオスカー候補になり、キュートな演技派として人気を博していたのです。
1987年2月21日 カナダのノヴァ スコシア NOVA SCOTIA にあるハリファックス HALIFAX にグラフィック デザイナーの父親と教師の母親の間に生まれ、9歳の頃から自分は少年だと信じるようになって母親に何度も確認したりしたそう。
2014年に自分はレズビアンと宣言し、2020年12月のコロナ禍の真っ最中にトランスジェンダーと発表、2021年3月 「タイム」誌にトランスマンとして初めて表紙を飾りました。
2018年からエマ ポートナー EMMA PORTNER というダンサーの女性と結婚していましたが21年に離婚。
自分は「クイアー」QUEER で「ノンバイナリー」NONBINARY と宣言、カナダのトルドー JUSTIN TRUDEAU 首相も彼の医師を支持しています。
乳房を取り除く「トップ手術」をした後は
「生まれ変わった気分で、ものすごく晴れやか。僕の命が救われた!トランスジェンダーは個人によって立場が異なるものの僕の言葉が何らかの励ましになったらすごく嬉しい。男性の体になって創造性の莫大な爆発を感じた」
と満足な境地を話しています。
目下自伝を書いているそうで2023年に「ページボーイ」 PAGEBOY という題で出版される予定。名字のページと宮廷やホテルなどで働く「お稚児さんのような若い男の呼び出し係」をかけたタイトルです。
以前にブログに書いた「エレン」の頃のページを載せましょう。
2021年3月 |
2007 JUNO マイケル セラ と。 |
胸の手術の後。 |
手術の傷跡が見えます。すごい腹筋! |
可愛かったエレン |
不思議な魅力のエリオット |
両親と。 |
両親と。 |
前の奥方のエマ ポートナーと。 |
父親と。 |
女性のころ。 |
胸の手術直後。ちょっと痛々しいです。 |
昨年(2014)カミング アウトしたエレン ペイジの新作は,ジュリアン ムーアと同性婚をする「フリーヘルド」と言う勇気を与えてくれるドラマです。
ずっと以前にオープンリー ゲイの英国俳優が「僕はカミングアウトとしたが,映画界で仕事を見つけるにはしない方が良い」と忠告しましたし,最近マット デーモンが同じような事を言っている中で,エレンは更にこう宣言しています。
「もっと早くアウトすれば良かった。ずっと隠していることに罪の意識を感じていたから。今は家族にも自分にも友人たちにも正直になって,とても晴れやかな気分です。愛している妻のためにも、誠実さを見せたかった」
と健気な姿勢を見せてました。
同性婚では男性はお互いを夫と呼び合い,女性は両方とも妻と呼び合うようですが,子供たちはふたりのパパ,ふたりのママと呼ぶのでしょうか。そのあたりはよく分かりませんが
今年はトランスジェンダーとゲイのドラマがぐんと多くなっています。
エデイー レッドメインの「ザ デーニッシュ ガール」(15)、人気テレビテレビドラマの「トランスペアレント」(14−)では中年の性格俳優がやはり性転換の役を演じてエミー賞を受賞したりと既にかなり良質の作品が作られているゲイより,性転換に焦点が当たっているようにも見えますが。
エレンは小柄で少女っぽいルックスにもかかわらず、映画の上だけではなく,実際にも男性らしい動きや表情を見せるのが実に微笑ましいというか,持って生まれた性的嗜好の影響にはびっくりさせられます。
「フリーヘルド」と言う言葉は不動産の所有権を表すそうでこのドラマでは敏腕刑事のジュリアン ムーアが男性社会の警察でゲイであることを隠していがのが、エレンと知りあって同棲をはじめ,末期ガンとなり、家を維持する為にも自分の年金をエレンに遺したいと訴え,地元の役所の委員会と戦うというストーリーです。
エレンのひたむきな表情とジュリアンのいつもの名演技がともすれば、女性ドラマのセンチさを避け,相棒刑事になるマイケル シャノンの外見のマッチョと繊細さが良い味を添えています。
エレンは1987年2月21日カナダのハリファックスに生まれ、幼い頃から俳優志望でした。
「JUNO ジュノ」(07)の妊娠してしまうテイーンエイジャーの役でオスカー賞にノミネートされた演技力の持ち主です。オープンリー ゲイとして女優を貫くガッツも彼女の信念と自信の賜物でしょう。
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