MERYL STREEP 2017

MERYL   STREEP   2017

世界中のファンの憧れでもあり、ハリウッド女優全員の人生目標のメリル ストリープ。
昨年の音痴オペラ歌手を演じた「マダム フローレンス」(16)から1年経って、まもなく賞シーズンだというのに
出演作が出てきません。
68歳ですが、何しろ外見も若く、演技力でも若さを見せるので、年齢の制限はほとんどないものの、彼女のほうが役を選んでいるために今年公開の作品が無いのでしょう。

「マンマ ミーア:ヒア ウイー ゴー アゲイン」   (18)第2弾、「メリー ポピンズ リターンズ」(18)ではエミリー ブラント演じるポピンズを支えるトプシーの役、とミュージカルに精力的に出ますし、高名なオペラ歌手、マリア カラスを演じる「マスター クラス」、とお得意の歌が出てくる作品が並んでいますが、公開は来年以後です。

そしてドラマの方では、「ザ ポスト」というスピルバーグ監督、トム ハンクス共演の、女性新聞社長を巡っての権力ストーリーと言ういかにもの賞取り映画が控えています。

今まで、何10回とメリルにインタヴューしてきましたが、天晴れなのは、その安定感です。いつも爽やか、和やか、 楽しそうにケラケラと笑いながら天然の陽気さがこぼれて、頭の良い親戚のおばさんと話している気持ちになるのです。

天才女優、天下の名女優などというレッテルを微塵とも感じさせない、有名意識の無い大女優。
製作者、監督、クルー、共演者、ファン、と誰からも慕われる稀有な性格の持ち主。

長年観察してきて、何よりも驚くのは、自分の言いたいことをはっきりと易しい語彙を選んで、毅然としてコメントすること、今年のゴールデン グローブ授賞式でのトランプ批判、その他、ハリウッドでの女性の位置と権利の主張、社会的な不公平などを見るとしっかりとした発言をします。
加えて、肌の美しさ、遺伝だと控えめに説明していますが、
透き通るような白い肌がメリルの女神のような存在を引き立てて、いかにも内面の平和な静けさを覗かせているのです。

珍しく今年の暮れから来年の授賞式シーズンには「天下の賞女優」として登場しないのは、ちと寂しいですが、来年のレッドカーペット登場は必至でしょう。

1949年6月22日、ニュージャージー州サミット生まれ、名門ヴァッサー大卒業、イエール大演劇部の優等生とどこでも優等生なのでした。


ツーショットもザクザクとあるのですが、その中の数枚を載せましょう。彼女の自然体で、気楽な姿勢がご覧になれると思います。
2008「マンマ ミーア」第1弾

2018「メリー ポピンズ」主演はエミリー ブラント

映画デビュー作1977「ジュリア」右はジェーン フォンダ

新作「ザ ポスト」から。

「ザ ポスト」珍しく超ハイヒール。





2016  「マダム フローレンス」



2014「イントウ ザ ウッズ」
2012「31年目の夫婦げんか」

1986「心乱れて」お互いに若い時!


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