BRUSSELS DAY 8 ( LAST DAY )
ATOMIUM AGAIN
9月9日(金)
ブリュッセル最後の日は再び映画祭の会場、アトミウム ATOMIUM のある万博広場へ。
日本の監督、北村龍平氏が「ザ プライス ウイー ペイ」THE PRICE WE PAY(22)という映画をこの映画祭で上演、記者会見があると言うので行くことに。
お散歩は古い市街を記憶に残すべき、と歩き回ってベルギーの有名な漫画、大好きな「タンタン」TIN TIN の絵があらゆるところに壁画になっているのを少しだけ撮影。ユーモラスで、のんびりしていて、可愛い絵ですが創作者のアージェ HERGE(ジョージ レミ、GEORGE REMI 1907−1983)当人は右翼にして、ロイヤリストにして、人種差別主義者で、反ユダヤ、反アジアの意見を作品に強く表したそうで色々と批判の声が上がっていますが、当時の中産階級の知的な人々はほとんど同じ考えだったとも説明されてます。
ホテル最後の朝食は、多分チーズオムレツを頼んだような記憶、カプチーノを自分で淹れてフィニッシュ。
あまりお天気が良くなかったのでこの日はしっかりと傘を持参で映画祭の本部へ向かいます。あの古い木造の陸橋を渡りたくないので乗り換えをして「ヘイゼル」HAZEL に行こうとしたら、その路線が閉鎖になっていて、またもや高所恐怖症を圧して、「プロムナード」の駅から歩きました。
途中の駅「デ ワンド」DE WAND には日本庭園の標識があって、ちょっと興味がわきましたが電車からエキゾチックな赤い屋根やらが見えて、かなり西洋パターンに違いないと勝手に解釈。後で調べたら、鯉の池、門、5重の塔、等がある、とても雅な公園でした。
おなじみの圧倒感が強い「パレ10」に入ってこの日上映している「ジョン アンド ザ ホール」JOHN AND THE HOLE(21)の切符をもらい、プレスセンターに行くと何と北村監督のインタヴューはワン オン ワンで記者会見はないと言われ、蛇腹のような通路で御当人に会ったので軽くご挨拶。背が高くて、かなりワイルドな感じの方でした。ワン オン ワンをするほど、予備知識がないので今回はパスです。
「ジョン。。」はハリウッドの中堅スターが顔を出している不思議なサイコスリラー、深い穴の中に両親と姉貴を閉じ込めて一人でファストフードを食い散らし、勝手なことをする14歳ぐらいの少年、ジョンの精神の歪みを描いています。リッチなファミリーに生まれ、スポイルされた少年のトラブルがどこに有るのかよく分かりませんでした。
パレの前で強風になびかせられながら最後の記念写真を撮って帰路につきます。
強い雨が降ってきました。一度ホテルに戻って改めて夕食は最初の夜にムール貝とサーモンを食べたレストラン、「ル シャードオア」LE CHARD'OR へ。
89 RUE DU MARCHE AUX HERBES
殆どの椅子がずぶ濡れなので、真ん中のあたりのパラソルの下のテーブルを選んで座ります。隣のカフェは雨で店じまい、ここはそれなりにお客様が入ってきます。いつものようにビールを注文、雨の夜ですからあまりビールの気分では無いものの、やはり最後の思い出のためです。
ハンスは目玉のステーキフリット STEAK FRITES 、ワタクシはミックスのお肉の串焼き、シシカバーブ SHISH KEBAB を注文、ステーキはかなり固く、ワタクシのラム肉は骨ばかり、とかなり失望のお料理でした。
明日の朝はかなり早い飛行機なのでパブなどに寄らずにホテルに直行して荷造り。
相変わらずエリザベス女王のお葬式までの行事でテレビのニュースは飽和状態でした。
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最後の夕食は最初に夜に来た「LE CHARD'OR 」でステーキをトライしました。 |
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アトミウム、不安定な空。 |
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夕食時に色々な旗を掲げ、ドラムを叩く集団が登場。 |
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強風のもと、パレの建物が不気味にそびえています。 |
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雨が降っていたのでレストランはかなりガラガラ。 |
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わたくしのライラック色の髪がモシャモシャに乱れています。 |
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もう1枚、記念に。 |
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「ヘイゼル」のカラフルな地下の駅。 |
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左がステーキ、右はミックスミートのシシカバブ |
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「タンタン」の壁画 |
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「タンタン」の壁画 |
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アトミウム との最後のショット |
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「タンタンの冒険」 |
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作者のアージ(ジョージ レミ) |
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この日見たサイコスリラー映画 |
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北村龍平監督 |
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北村監督の映画祭上映作品 |
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日本庭園の5重の塔(ネットから) |
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