JEREMY IRONS
「ブライズヘッド リヴィジテッド」(1981)でのジェレミー アイアンズ
はひたすらに繊細で 相手役の貴族の放蕩息子になるアンソニー アンドルーズとのホモセクスアリテイーが底に流れる若き日の友情は強烈でした。真っ裸で屋根の上で日光浴をするシーン、オックスフォード大での酒浸りの日々、アンソニー扮するセバステイアンの家に招待されると 家族用の教会まで付いている広大な屋敷はまるでお城のよう、父親はローレンス オリヴィエ、母親はジーン シモンズ、と言う豪華キャストの英国が誇る大河テレビシリーズでした。
アイアンズは古き良き時代の俳優のタイプで 実に気取っていて スタイリッシュで エレガントにして 良い意味での虚栄心のかたまりです。
“ 私は自分をキャラクター俳優だとは思ってない。メークをして化けるのは嫌いだから ほとんど素顔で出たい。他人の振りをするより自分の中の何かを使って
役を演じている。”
“私は背が高く 痩せている。洋服が映える体だ。私の顔は非常に英国の顔で つまり現代風な顔ではない。昔演劇コーチに言われた。もし私が30年前に生まれていたら
巨大なスターになっていたろうとね”
こういうコメントを平然と言ってのける態度と自信がしっくりと身に付いているのが アイアンズの最たるところと言えましょう。
始めた会ったのは 「ミッシヨン」(86)と言うロバート デ ニーロと共演した18世紀のブラジルのジャングルが舞台の宣教師達の苦難の話で 何とも
高慢なドラマでした。48歳のアイアンズは 無駄な脂肪が全くない体と鋭い顔
のいかにも自己鍛錬のマスターと言う感じでしたが ビロードのような声と
ハイ イングリッシュのアクセントはとびきり優雅にして セクシーで 30歳ぐらいにしか見えなかったのを覚えています。
色々な映画で会見を重ねてきましたが 「ライオン キング」(94)のパーテイーで近くにいた彼に “ スカーの役の声はぴったりでした。” と言うと
“ アニメのキャラクターだが スカーは私にそっくりだと思った。ありがとう。”
と優しく答えて そっと肩を抱きしめてくれたのです。白いひらひらとしたシャツに 細い同色のズボンが リボンの騎士のオスカルのようで とてもロマンテイックな貴重な思い出です。
「戦慄の絆」(90)、「ダメージ』(92)「エム バタフライ」(93)、
等のかなり猟奇的な映画に出ると凄味がエスカレートして良いのですよね。
私生活では英国演劇界のダイナステイー、キューザック一家のシネードと言う地味ですが素晴らしい女優と78年に結婚してから まずスキャンダルが無いのも
珍しく 長男のマックス アイアンズは最近 映画デビューしています。
狂が付くオートバイ マニアで暇さえあれば ヨーロッパを愛車で駆け回って
世界的なマニアのグループの名誉会長などもしているようです。
最近は 「マージン コール」(11)でウオール街のスーパー リッチなオーナーをエレガントに そして 非情に 怪演。
テレビでは 「ボルジアス」(11−12)でボルジア家の主にして ローマ法王になったロドリゴ ボルジアを権力と性欲の塊として パワーフルに演じて賞などの候補になっています。監督にニール ジョーダンと言う豪華絢爛の歴史スペクタルは肉食人種の欲望を激しく見せていて 長く見ていると食傷するかも。
上のツーショットの写真の時 私のセーターを “ ナイス ジャンパー!” と褒めてくれました。イギリスではセーターをジャンパーと言うのです。 “サンキュウ。日本で賈ったのですよ” と自慢しました。
「ブライズヘッド リヴィジテッド」(1981)でのジェレミー アイアンズ
はひたすらに繊細で 相手役の貴族の放蕩息子になるアンソニー アンドルーズとのホモセクスアリテイーが底に流れる若き日の友情は強烈でした。真っ裸で屋根の上で日光浴をするシーン、オックスフォード大での酒浸りの日々、アンソニー扮するセバステイアンの家に招待されると 家族用の教会まで付いている広大な屋敷はまるでお城のよう、父親はローレンス オリヴィエ、母親はジーン シモンズ、と言う豪華キャストの英国が誇る大河テレビシリーズでした。
アイアンズは古き良き時代の俳優のタイプで 実に気取っていて スタイリッシュで エレガントにして 良い意味での虚栄心のかたまりです。
“ 私は自分をキャラクター俳優だとは思ってない。メークをして化けるのは嫌いだから ほとんど素顔で出たい。他人の振りをするより自分の中の何かを使って
役を演じている。”
“私は背が高く 痩せている。洋服が映える体だ。私の顔は非常に英国の顔で つまり現代風な顔ではない。昔演劇コーチに言われた。もし私が30年前に生まれていたら
巨大なスターになっていたろうとね”
こういうコメントを平然と言ってのける態度と自信がしっくりと身に付いているのが アイアンズの最たるところと言えましょう。
始めた会ったのは 「ミッシヨン」(86)と言うロバート デ ニーロと共演した18世紀のブラジルのジャングルが舞台の宣教師達の苦難の話で 何とも
高慢なドラマでした。48歳のアイアンズは 無駄な脂肪が全くない体と鋭い顔
のいかにも自己鍛錬のマスターと言う感じでしたが ビロードのような声と
ハイ イングリッシュのアクセントはとびきり優雅にして セクシーで 30歳ぐらいにしか見えなかったのを覚えています。
色々な映画で会見を重ねてきましたが 「ライオン キング」(94)のパーテイーで近くにいた彼に “ スカーの役の声はぴったりでした。” と言うと
“ アニメのキャラクターだが スカーは私にそっくりだと思った。ありがとう。”
と優しく答えて そっと肩を抱きしめてくれたのです。白いひらひらとしたシャツに 細い同色のズボンが リボンの騎士のオスカルのようで とてもロマンテイックな貴重な思い出です。
「戦慄の絆」(90)、「ダメージ』(92)「エム バタフライ」(93)、
等のかなり猟奇的な映画に出ると凄味がエスカレートして良いのですよね。
私生活では英国演劇界のダイナステイー、キューザック一家のシネードと言う地味ですが素晴らしい女優と78年に結婚してから まずスキャンダルが無いのも
珍しく 長男のマックス アイアンズは最近 映画デビューしています。
狂が付くオートバイ マニアで暇さえあれば ヨーロッパを愛車で駆け回って
世界的なマニアのグループの名誉会長などもしているようです。
最近は 「マージン コール」(11)でウオール街のスーパー リッチなオーナーをエレガントに そして 非情に 怪演。
2011「THE BORGIAS 」 |
2007 このスタイルの凝っている事! |
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