ALEC BALDWIN
初めてアレック ボールドウィンに会ったのは88年の「結婚の条件」と「ワーキング ガール」の時。1958年生まれですから その時は30歳になるかならないかのスリムな
長身、セクシーでグッドルッキングな若手でした。
よく似た弟が三人、全員が俳優、みんな真っ黒な髪で毛が濃く どんなに騒がしくて 混んだ家に育ったのか お母上の苦労が忍ばれました。ちなみに姉上と妹もいますが。こういうとき家庭を持った女性はお風呂の流し口がさぞ詰まる事故が多いだろうな 等と要らぬことを想像して 合計4人の毛むくじゃら息子どもの嵐のような毎日の世話を気にしてしまうのです。
その毛むくじゃらで思い出しました。美男美女の結婚と
騒がれてワイフになったキム ベイシンガーはアレックの体毛が嫌で彼は胸毛も背毛(?)もしょっちゅう剃らされたとか。またどうでも良い情報ですが。
“ ハリウッドのたるんだ体制に風穴を開けてやる!もっと
オリジナルな映画を作り リべラルな考えを投入したい!
スターとか セレブとか言われる程バカバカしいことは無い。俺たちだって ただの俳優で 仕事を探して 苦労しているのだ。浮ついた気分で良い気になってる輩ではないのだから。”
東部のリベラル主義を全身でアピールするアレックは政治に
強い関心を持っていて 若い時から勇ましい雄叫びをしてました。その上体育会のメンタリテイーも多分にあって
家の前で待機するパパラツイーにパンチを浴びせて反対に逮捕されたり 頼もしくもあり 短気なところもあって
会見の話はいつもカラフルです。
「レッド・オクトーバーを追え!」(90)で米国海軍士官
にしてスパイのジャック ライアンの役を007と並ぶぐらいに クールにスタイリッシュに演じ ショーン コネリー
扮するロシアの潜水艦艦長と知的バトルを繰り広げ、このシリーズの中でも一番スリリングではないかと思います。
米国版007シリーズの主役を約束されたにもかかわらず
拘束や迎合を嫌うアレックは何と次の映画でのライアン役を断ってしまうのです。ハリソン フォードが後を次いで
さらにはベン アフレックと007と同じ様に逞しいハンサム男優が引き受けてます。
「ゲッタウェイ」(94)ではキム ベイシンガーと夫婦共演、おまけに熱いベッドシーンで本当にセックスをしたのかも!等と騒がれましたが 前宣伝ばかりで公開後はナーンだのスリラーでした。オリジナルのステイーヴ マックイーン
とアリ マクグローの1972年版はサム ペキンパー監督の斬新で スリル満点のアクシヨン映画で主演の二人が実生活でも恋人同士と言うのぞき趣味的な好奇心が集まった点だけ共通でした。
ベイシンガーと別れてからのアレックは社長、親分、偉い軍人と言った貫禄と威厳の役を主に演じ テレビの「30ロック」でお茶の間の人気者に。
「恋するベーカリー」(10)でメリル ストリープの元亭主をセクシーに プレイボーイの遊び感たっぷりに演じて
この時の会見では その雰囲気のまま楽しい事を言うのかと思ったら ぶすっと不機嫌で もうインタヴユーなんてまっぴら、下らないことばかりしゃべらなくてはならず、知的刺激を少しは刺激してくれたまえ、と言った態度で 相変わらずの偽善嫌いなのだなーと感心しました。
この頃飛行機で出発の際、電子ゲームを止めず 機内から出る様に言われ、もちろん抵抗して又々 彼の暴行癖として大々的に報道されたりもしました。
45歳ぐらいから恰幅がよく と言うよりかなり太めになって タキシード姿がともすればプロレスラーのようにも見えたのですが 最近、ヨガ インストラクターと親しくなり 見る見るうちに細くなって 1ヶ月ぐらい前に結婚式を挙げてました。
2009 「恋するベーカリー」 |
毎度繰り返してますが 若くてとびきりハンサムなアレックの写真を今度アップしましょう。
上の写真とトーンが少し違うのです。さてどちらが良いかしら? |
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