JUDE LAW
美男俳優には損な時代かも知れません。特に演技力で勝負したいグッドルッキングには。
ジュード ローの現代版ハムレットの舞台を見ました。
意気込みと熱意が満載でもちろん演技力も冴えていましたが
肩の力がもの凄く入っていて 観ているこちらも大キンチョール。例えばこれをフィリップ セイモア ホフマンが演じたらもっと巾のあるハムレットでこちらもうっとりと楽しめたかもしれないなー,舞台では70歳が17歳を,太り目の10人並みのルックスが苦悩で悩む孤独な王子を演じても
大丈夫なのですから と思ってしまいました。
ハンサムな俳優は演技力に力むのです。美人女優も同じ。
表面の恩恵だけでは満足しないのは我々にはかり知れない
葛藤なのでしょうが。
ジュードとは97年の「オスカー ワイルド」以来何度も会って来ましたが ツーショットを見ると いつもアングルを決めて 気取った顔を浮かべています。カメラを向けられると本能的に“グラビア用”になるのも 10枚ぐらい並べて全てが同じなのを見ると何ともはや です。
いつもの弁解ですが いつかズラーと載せましょう。
しっかり彼に “ヘイ!ジュ−ド!”と言ってみたのも ずっと昔のような気がします。
「ガタカ」「真夜中のサバナ」と前に挙げた「オスカー ワイルド」はどれも97年,ジュードが25歳の時で このころは 頑張りやで真面目で健気さがひしひしと伝わって来ました。年上で気が強そうな女優のサデイー フロストと結婚したばかり。
「リプリー」(99)では金持ち息子のデイツキー役をして
“ 僕自身はミドルクラスの不自由はしないものの 裕福でもない家庭に育ったけれど 金持ちの友達の家でふーんと思った事は 高級そうな時計やカフスボタンを全く気にせずにそこらへんに放り出す事で 誰かが、これ良いな と言ったりするとあげるよ なんて言う態度だし,誰がが黙ってポケットに入れたりしても 後で騒いだりしない,ノンシャランとした姿勢が印象に残ったね。デイッキーの役作りにも
そう言う気さくだけれど どこかでステイタスを保つ気位みたいなものを取り入れてみた。”
と話してましたが 又触れますがフィリップ セイモア ホフマンの登場はこの映画のハイライトでした。デイッキーの
金持ち仲間の友達で もう少し頭がシャープでマット デーモン扮するミスター リプリーを疑い始める時のシーンは怖かったですね。アイビーリーグ スタイルでちょっと気障で
スノッビーなアクセントを使って ジュードもマットも存在感 (ホフマンの体の大きさも含めて)ではノックアウトされてました。
トム リプリー シリーズは私めの大好きなパトリシア ハイスミスが原作者で,彼女の本はぜーんぶ持ってます!!
アメリカ人のくせにスイスなどに住んで
とびきりエキセントリックで あるときファンが花束を彼女に捧げるとやおらその花束を取って足で踏んづけた と言うエピソードがあります。そう言う話を聞くとへそ曲がりの私めは飛び上がる程に嬉しくなるのです。偽善の極端な反対側、ファンの心理に対する鋭い批判,自分は花束などに
こだわりたくない心境のデモンストレーシヨン、などなど。
ともかくジュードはベビー シッターに手を付けてから
俳優から一挙にスターになってしまい 当時交際していた
美人女優のシエナ ミラーともめてのスキャンダルに巻き込まれ、すっかりマスコミに対してネガテイヴになり,俳優としてもスランプに。
「アルフィー」(04)では憧れのマイケル ケーンのオリジナル66年版に劣らない作品を,と張り切ってましたが
いやあ,つまらない映画でした。
「シャーロック ホームズ」(09,10)シリーズでは
ロバート ダウニー ジュニアのサイドキックを演じて
軽いのりの喜劇タッチが受けてますが,やはりそれ美貌を表に出してのドラマを手がけて欲しいです。
まもなく公開の「アンナ カレニーナ」が楽しみ。
美男俳優には損な時代かも知れません。特に演技力で勝負したいグッドルッキングには。
ジュード ローの現代版ハムレットの舞台を見ました。
意気込みと熱意が満載でもちろん演技力も冴えていましたが
肩の力がもの凄く入っていて 観ているこちらも大キンチョール。例えばこれをフィリップ セイモア ホフマンが演じたらもっと巾のあるハムレットでこちらもうっとりと楽しめたかもしれないなー,舞台では70歳が17歳を,太り目の10人並みのルックスが苦悩で悩む孤独な王子を演じても
大丈夫なのですから と思ってしまいました。
ハンサムな俳優は演技力に力むのです。美人女優も同じ。
2007「スルース」 |
葛藤なのでしょうが。
ジュードとは97年の「オスカー ワイルド」以来何度も会って来ましたが ツーショットを見ると いつもアングルを決めて 気取った顔を浮かべています。カメラを向けられると本能的に“グラビア用”になるのも 10枚ぐらい並べて全てが同じなのを見ると何ともはや です。
いつもの弁解ですが いつかズラーと載せましょう。
しっかり彼に “ヘイ!ジュ−ド!”と言ってみたのも ずっと昔のような気がします。
「ガタカ」「真夜中のサバナ」と前に挙げた「オスカー ワイルド」はどれも97年,ジュードが25歳の時で このころは 頑張りやで真面目で健気さがひしひしと伝わって来ました。年上で気が強そうな女優のサデイー フロストと結婚したばかり。
「リプリー」(99)では金持ち息子のデイツキー役をして
“ 僕自身はミドルクラスの不自由はしないものの 裕福でもない家庭に育ったけれど 金持ちの友達の家でふーんと思った事は 高級そうな時計やカフスボタンを全く気にせずにそこらへんに放り出す事で 誰かが、これ良いな と言ったりするとあげるよ なんて言う態度だし,誰がが黙ってポケットに入れたりしても 後で騒いだりしない,ノンシャランとした姿勢が印象に残ったね。デイッキーの役作りにも
そう言う気さくだけれど どこかでステイタスを保つ気位みたいなものを取り入れてみた。”
と話してましたが 又触れますがフィリップ セイモア ホフマンの登場はこの映画のハイライトでした。デイッキーの
金持ち仲間の友達で もう少し頭がシャープでマット デーモン扮するミスター リプリーを疑い始める時のシーンは怖かったですね。アイビーリーグ スタイルでちょっと気障で
スノッビーなアクセントを使って ジュードもマットも存在感 (ホフマンの体の大きさも含めて)ではノックアウトされてました。
トム リプリー シリーズは私めの大好きなパトリシア ハイスミスが原作者で,彼女の本はぜーんぶ持ってます!!
アメリカ人のくせにスイスなどに住んで
とびきりエキセントリックで あるときファンが花束を彼女に捧げるとやおらその花束を取って足で踏んづけた と言うエピソードがあります。そう言う話を聞くとへそ曲がりの私めは飛び上がる程に嬉しくなるのです。偽善の極端な反対側、ファンの心理に対する鋭い批判,自分は花束などに
こだわりたくない心境のデモンストレーシヨン、などなど。
ともかくジュードはベビー シッターに手を付けてから
俳優から一挙にスターになってしまい 当時交際していた
美人女優のシエナ ミラーともめてのスキャンダルに巻き込まれ、すっかりマスコミに対してネガテイヴになり,俳優としてもスランプに。
「アルフィー」(04)では憧れのマイケル ケーンのオリジナル66年版に劣らない作品を,と張り切ってましたが
いやあ,つまらない映画でした。
「シャーロック ホームズ」(09,10)シリーズでは
ロバート ダウニー ジュニアのサイドキックを演じて
軽いのりの喜劇タッチが受けてますが,やはりそれ美貌を表に出してのドラマを手がけて欲しいです。
まもなく公開の「アンナ カレニーナ」が楽しみ。
Comments
Post a Comment