JON VOIGHT
「真夜中のカウボーイ」(69)で田舎者丸出しでお馬鹿カウボーイのジョン ヴォイトとドブネズミのようなダステイン ホフマンが繰り広げるニユーヨークの底辺の人々の生き方はショッキングでした。どこもかしこも油っぽくて きれいにしようとしても汚れがじっとり染み込んでいる大都会の裏側の世界の中でのっぽとちびが妙な友情に結ばれ 太陽を求めてフロリダに行くくだりは観た人の心を激しく揺さぶるはず。ジョンもダステインも主演男優賞にノミネートされ、ジョン シュレシンジャー監督がオスカー監督賞を獲り、作品賞、脚本賞も獲った今や古典作品です。
それより今の人達はアンジェリーナ ジョリーの父親で二人は仲が悪いと言う事の方に詳しいでしょうが あれだけ強烈な娘ですから 劇的な喧嘩と仲直りを繰り返して 激しく共存していくに違いありません。
1938年12月29日ニユーヨークのヨンカーズ生まれですから今73歳、父親はチェコ系のプロゴルファーでジョン
の腕もまあまあだそうな。2度目の結婚が71年のミシェリーヌ ベルトランで二人の間にアンジェリーナともう一人男の子が出来ましたが76年に離婚。
すぐに「帰郷」(78)でヴェトナム帰還兵を熱演してアカデミー主演男優賞と受賞していますから 家庭のトラブルが
仕事への集中力を高めるタイプの俳優なのかもしれません。
初めて会ったのは「暴走機関車」(85)で47歳、長身、 金髪、セクシーな二枚目でした。黒澤明の脚本がベースで
アンドレイ コンチャロフスキー監督、エリック ロバーツ
(ジュリアのお兄さん、この二人も仲が悪くて有名)が共演の息も詰まるサスペンスに満ちた超アクシヨン映画です。
アラスカの荒野をエンジンもブレーキも無しで爆走する機関車が主役とも言えましょう。
少し前に逆上って 72年の「脱出」(原題はDELIVERANCE, 宗教上 悪い状況から向上するといった意味)も物凄く怖い映画です。バート レイノルズらと一緒に川に釣りに行く週末が仲間の一人 (ネッド ベテイー)が地元の悪にレイプされ、そこから地獄のような光景が広がります。人間の悪があくどく 醜く 描き出された大人の
ドラマでジョン自身も
“ 思い出してもぞっとするような撮影現場だった。ジョン
ボアマン監督の想像力とユニークなアイデイアに僕は感心したがね。 バートの体育会風の親分肌の対応と卑猥な冗談で僕らは残酷なストリーを何とかやりぬいた。これが映画初体験のネッドにとっては実に残酷な役だっが あのレイプシーンがあったからこそ 僕らの狂人的行為が正当化されたと思うね。”
とあとで述懐していました。
「ザ ジェネラル)(98)でジョンは再びボアマンと組み
アイルランドの現代版ロビン フッドのような怪盗、その名もジェネラル(大将)と呼ばれるダブリンの泥棒をブレンダン グリーソンが演じ 彼を追いかける警官をジョンが演じた実話の映画化も底辺に生きる男たちの生活臭が漂うようでした。何年間も捕まらないしゃらくさい泥棒と彼を支える労働者階級の貧乏人たちと頑固なお巡りのちょっとユーモラス
な駆け引きが面白い映画です。
一番最近会ったのは「ナショナル トレジャー)(07)だったと思いますが シワと白髪がベビー フェースを気品ある老人ルックに変え アクシヨン映画などで 政府高官や悪人の親分を手がけると 堂々の貫禄が画面を強める効果が出てきました。
気さくで 本心をはっきりというストレートなスターだけに
長いあいだ民主党支持だったのが 突然共和党支持になって これも娘との喧嘩の原因の一つであろうなどと憶測されてしまうのです。
「真夜中のカウボーイ」(69)で田舎者丸出しでお馬鹿カウボーイのジョン ヴォイトとドブネズミのようなダステイン ホフマンが繰り広げるニユーヨークの底辺の人々の生き方はショッキングでした。どこもかしこも油っぽくて きれいにしようとしても汚れがじっとり染み込んでいる大都会の裏側の世界の中でのっぽとちびが妙な友情に結ばれ 太陽を求めてフロリダに行くくだりは観た人の心を激しく揺さぶるはず。ジョンもダステインも主演男優賞にノミネートされ、ジョン シュレシンジャー監督がオスカー監督賞を獲り、作品賞、脚本賞も獲った今や古典作品です。
それより今の人達はアンジェリーナ ジョリーの父親で二人は仲が悪いと言う事の方に詳しいでしょうが あれだけ強烈な娘ですから 劇的な喧嘩と仲直りを繰り返して 激しく共存していくに違いありません。
2004 「ナショナル トレジャー」 |
の腕もまあまあだそうな。2度目の結婚が71年のミシェリーヌ ベルトランで二人の間にアンジェリーナともう一人男の子が出来ましたが76年に離婚。
すぐに「帰郷」(78)でヴェトナム帰還兵を熱演してアカデミー主演男優賞と受賞していますから 家庭のトラブルが
仕事への集中力を高めるタイプの俳優なのかもしれません。
初めて会ったのは「暴走機関車」(85)で47歳、長身、 金髪、セクシーな二枚目でした。黒澤明の脚本がベースで
アンドレイ コンチャロフスキー監督、エリック ロバーツ
(ジュリアのお兄さん、この二人も仲が悪くて有名)が共演の息も詰まるサスペンスに満ちた超アクシヨン映画です。
アラスカの荒野をエンジンもブレーキも無しで爆走する機関車が主役とも言えましょう。
少し前に逆上って 72年の「脱出」(原題はDELIVERANCE, 宗教上 悪い状況から向上するといった意味)も物凄く怖い映画です。バート レイノルズらと一緒に川に釣りに行く週末が仲間の一人 (ネッド ベテイー)が地元の悪にレイプされ、そこから地獄のような光景が広がります。人間の悪があくどく 醜く 描き出された大人の
ドラマでジョン自身も
“ 思い出してもぞっとするような撮影現場だった。ジョン
ボアマン監督の想像力とユニークなアイデイアに僕は感心したがね。 バートの体育会風の親分肌の対応と卑猥な冗談で僕らは残酷なストリーを何とかやりぬいた。これが映画初体験のネッドにとっては実に残酷な役だっが あのレイプシーンがあったからこそ 僕らの狂人的行為が正当化されたと思うね。”
とあとで述懐していました。
「ザ ジェネラル)(98)でジョンは再びボアマンと組み
アイルランドの現代版ロビン フッドのような怪盗、その名もジェネラル(大将)と呼ばれるダブリンの泥棒をブレンダン グリーソンが演じ 彼を追いかける警官をジョンが演じた実話の映画化も底辺に生きる男たちの生活臭が漂うようでした。何年間も捕まらないしゃらくさい泥棒と彼を支える労働者階級の貧乏人たちと頑固なお巡りのちょっとユーモラス
な駆け引きが面白い映画です。
一番最近会ったのは「ナショナル トレジャー)(07)だったと思いますが シワと白髪がベビー フェースを気品ある老人ルックに変え アクシヨン映画などで 政府高官や悪人の親分を手がけると 堂々の貫禄が画面を強める効果が出てきました。
気さくで 本心をはっきりというストレートなスターだけに
1998 「ザ ジェネラル」 ブレンダン グリーソンと。 |
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