GOLDEN GLOBE MOMENTS 2016 #2

January 15, 2016

GOLDEN GLOBE MOMENTS 2016 #2

ゴールデングローブ授賞式、赤絨毯のあとは会場のショットとそのあと、６箇所で繰り広げられるポストGG　パーテイーの風景を少しばかりお目にかけましょう。

会場はもう２０年近くビバリーヒルトン　ホテルのインターナショナル　ボールルームで開催されます。ロスアンジェルスの西側地区にある最も大きな宴会場で、ゴールデングローブの特色は式の後、スタジオ主催のパーテイーを全てこのホテル内か、横の空き地（まもなく中国マネーの巨大ビルが建ちますが）で開催されるため、どこにでも歩いていけるという便利さです。
今年は恒例の
１。フォックス
２。ワーナー　ブラザース・イン　スタイル
３。ユニバーサル・　NBC　・フォーカス
４。ワインスタイン・　ネットフリックス
５。HBＯ
に加えて新しくケーブルテレビが参加。

６。アマゾン

ご覧のようにソニー　コロンビア、パラマウントが脱退しています。ここでもケーブル　テレビネットワークの台頭が伺われます。

会場は最初の３０分は司会のリッキー　ジャーヴェイの辛口ジョークに耳を傾けてますが、何しろ集中力のない人々の集まりなので、すぐに勝手な会話を始めてざわざわが始まり、やがてこれが巨大な騒音となって、舞台のスピーチも聞こえなくなるほどでした。

私は会員になって３１年目、ハンスは３８年目、二人合わせて（その意味もありませんが）６９回目の授賞式です。
昔の話をすると嫌われるとどこかに書いてありましたが、　２０年ぐらい前までは、授賞式の後のパーテイーも1個か２個で、それは静かで、のどかな雰囲気でした。

ベルギー出身の新会員のクリステインが母国のデザイナーのかなりきわどいスケスケ部分がある緑色の素晴らしいドレスにこれまた往年の美人女優　ベロニカ　レイクもどきの波打つ金髪にプロのメークの完璧ゴージャス　スタイルで現れたので一緒に写真を撮りました。かたや２８歳、こちとらは彼女のばーさんの年齢ですが、ひたようなトーンの緑色が調和して良いツーショットになったと思います。

香港出身のリリーは最近腰骨の手術をしたので車椅子で現れて、私もちょっと座ってみたり。

さて最初に訪れたパーテイーはこの夜最も受賞したフォックス　スタジオで、まずポール　ダノと再びの是枝監督の映画に出たいという単眼と新作「海街　ダイアリー」の話。ポールはいつも健気で、ボーイッシュな爽やかさが魅力です。

この隅っこにレオナルド　デイカプリオがやってきて、まずはおめでとうの抱擁を。高揚した表情で携帯をいじっていました。
その近くに同じ「ザ　レヴェナント」の映画音楽を作曲した坂本龍一さんがいらして、ここで例のフットボールの思い出を少ししたのです。
前にも書きましたが、デイヴィッド　ボウイーの悲報を知る前だったので、お互いに気楽におしゃべりができました。

広い会場の端っこにパトロンというテキーラの宣伝用写真ブースがあって、これがまた普通のブースの100倍　豪華な代物で、プロのスタイリストがポーズを指導し、小道具係、カメラマン二人、コンピューター技術係が約五人、と十人ぐらいが侍っているのです。アールデコ風のデザインの一角でクリスと一緒にポーズした結果がこのページの下の方にあります。妙に意識した表情がちょっといやらしいのが又、良い思い出となりました。

ここから出てすでにぐんと静かになったレッドカーペットを歩いていると、大好きな英国俳優のマーク　来ランスが一人でグラス片手にこちらの方に向かってくるではありませんか！「今日のショウはいかがでしたか？」と聞いたら、にっこりと笑って「とても楽しかった」と答えてくれました。
受賞本命と言われながらも、スタローンのノスタルジア人気受賞で助演男優賞は逸したものの、さすがに英国演劇界のトップの格調を見せての姿勢は流石だと思いました。
グラスの中身はジンだったのでしょうか？

次にいつも大混雑のワーナーブラザースの会場へ。ここでこれも恒例のハイヒールにくたびれた女性用の耐えの靴下風のぺったんこ靴をもらいます。やはりすごい音響のヒップホップの音楽で、見渡したところスターはほとんど退去した様子なのですぐに出て、

次は巨大ケーブルテレビネットワークのHBOの会場へ。
ここはプールを覆ってのフロアと室内の両方がありますし、スターがたくさん集まることもあって、一番人気が高いパーテイーでもあります。
ここで静かな室内を選んでしばらく座っておしゃべり。

もう１箇所とユニバーサルを目指しましたが、もう閉店とセキュリテイーに言われて、それでも４箇所をカバーしたと満足して帰宅の路についたという次第です。