今年のオスカー賞で初めて候補になったミシェル ヨー の事を一度も書いてないと発見。
11個という最多候補数の「エブリシング エブリホエア オール アット ワンス」EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE (22)での主演女優賞は初めてのアジア系女優と言う誉れも加わっています。
何となくよく分からない題名なのですがハリウッドではあまりに長いので EEAAO と頭文字を取って表記されるようになりました。
1962年7月12日 マレーシアにミシェル チョー ケング MICHELLE CHOO KHENG として弁護士にして政治家の父親を持って生まれ、4歳からバレエを始め、15歳から英国のロンドンにあるロイヤル アカデミー オブ ダンス に入学してバレリーナを目指したものの怪我で断念。非常に恵まれた家庭に育っています。帰国後 20歳でミス マレーシアに選ばれ、コマーシャルでジャッキー チェン JACKIE CHAN と一緒に仕事をし、ここから映画入りとマーシャル アートの稽古が始まりました。
88年に実業家と結婚して一時引退、92年の離婚後、映画界に復帰して、すぐさま、頭角を現して、国際的な活躍を見せるようになります。
「007 トモロウ ネバー ダイ」TOMORROW NEVER DIES(97)でボンドガールに抜擢され、ピアース ブロスナンのボンド PIERCE BROSNAN と共演。
3年後の「グリーン デスティニー」CROUCHING TIGER,HIDDEN DRAGON (00)では美しくも優雅で究極のマーシャルアーツのテクニックを見せて、世界中から注目されました。
ビルマの女性指導者、アン サン スー キー AUNG SAN SUU KYI を演じた「ザ レイデイー」THE LADY (11)では英国俳優のデヴィッド チューリス DAVID THEWLIS と実在の夫婦を演じてシリアスなドラマでの崇高な演技力を披露。
「クレイジー リッチ アジアンズ」CRAZY RICH ASIANS(18)では、ヘンリー ゴールデイング HENRY GOLDING のプライドの高いリッチな母親の役をリアルに演じて、映画に格調と重みを添えています。
再びヘンリーと共演したのが「ラスト クリスマス」LAST CHRISTMAS (19),何と役どころは「サンタ」SANTA でした。
私生活はあまり知られていませんが2005年にスポーツ界の大物、ジャン トッド JEAN TODT と再婚、ミシェルは42歳、ジャンは58歳、オリンピックやワールドサッカーなどのビッグイベントに二人で手をつないで現れます。その代わり、映画のプレミアなどにはまず、夫君は顔を出しません。大人のカップルなのです。
二人の住まいはスイスのジュネーヴ GENEVA とこれ又、ヨーロッパの重要人物ならではのロケーションで、家に居る時はゆったりと、エレガントな時間を楽しんでいるに違いありません。
フォトシュート (写真撮影)やプレミアにも眼鏡をかけて来る辺りにミシェルの高度の教養と知性、表面的なグラマラスルック などにこだわらないバランス感覚を見ることが出来ます。
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